FPのひとりごと

▼1億円を71,300コ!?・・F

私が思春期の頃には (思えば もう40年以上前か・・)

レッドパージは表舞台をもう降りていたが

(レッドパージとは 正に「赤狩り」共産主義排斥政策のことです)

公安当局が裏でいろいろとそれなりに画策していたのは間違いないところだ

(学生時代 ゼミの同僚が「第四インター」という組織に入っていた 
 表面的にはおとなしくて(過激でなくて)筋の通った組織だったので
 私もデモくらいならと 同僚に言ったら やめとけ!と即答された
 公安がデモを全部チェックしていて 一人ずつ写真を撮られてるぞと
 普通に就職したいならやめとけ! と言われぞっとしたことがある)

でも考えてみれば そりゃ無理もない

世界を二分しての冷戦という名の世界大戦の真っただ中で

こいつ 明らかに敵側の考えに与している っちゅうのが国内にいるなら

体制側としては そこはマークしておこうというのは当然のことだろう

が 日本という国は どこまでも鷹揚な国だと思う

(そうでない面も多々あるが 脇が甘いんだと思う たぶん)

そんな時ですら 学校の図書館には「資本論」がだーっと並んでるし

ヘーゲルもマルクスもエンゲルスもなにもかも読み放題だったし

大学では「近経」と肩を並べて 普通に「マル経」を教えてくれたし

(「近経」=近代経済学 「マル経」=マルクス経済学)

高校では 先生方は どっちかというと「左寄り」の方が多かったし

政経の教科書には 全くもって正当な扱いで共産主義が載っていた

多感で忠義に燃える高校生がレフト側にシフトする素地は十分だったのだ

目覚めてからの私は 図書館に入りびたりになった

そして「共産党宣言」や「資本論」や「自然弁証法」に噛り付いた

「アウフヘーベン(止揚)は否定の否定だ!」 なんだかぞくぞくした

秘密基地で秘密の文書を一人で読んでいる気分だった

でも かじっただけだった 匂いはわかっても味はわからなかった

なぜか?

それは バカだったから  私が  残念ながら・・

いやいや 別に自分を卑下しているのではない 実際そうだった

あまりに難解で あまりに長文で とても読破はできなかった

(日本共産党の幹部に高学歴者が多いのは なんかわかる気がする)

このバカ 実は共産主義の崩壊に大きく関わってる気がしてしょうがない
2013.09.25:tnw

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