FPのひとりごと

▼1億円を71,300コ!?・・D

米国には ビル・ゲーツのような桁違いの大富豪がいるかと思えば

資本主義の象徴のような街 ウォールストリートにもホームレスはいる

レベルの差こそあれ それは日本も他の先進国も一緒だ

BRICSをはじめとする新興国もみんな向いている方向は同じだ

ならば 世界中にビル・ゲイツもどきとホームレスがいるということになる

国政選挙での1票の格差が2倍を超えたら違憲などという最高裁判決がある

同じ選挙で 一人2票まで投票できる人がいてもいいという理屈になる

こんなのおかしい 誰が考えたっておかしい ありえない

でもこれを人の持つ財産で考えたら ホームレス:ビル・ゲーツで

 0:7,130,000,000,000 となる

これでは計算不能で 格差の倍率は「∞」というしかない

百歩譲って2倍超で違憲なのに こっちの∞はなぜ放置されるのだろうか?

これはたぶん「人権と“お金”は無関係」という理屈なんだろう

金持ちも貧乏人も その人権は同じものだと

確かに 一人の人間の人権の重さは同じだ

でも 年老いて働けないホームレスにどんな自由があるというのか

「首をくくる自由」と「犯罪を犯す自由」くらいしか思い浮かばない

確かに生存権や社会保障でもって最低限の生活を保障されてはいる

(ホームレスの場合は それすらかなり怪しいが・・)

でも 「なんでも買える自由」がある生活とは まったく異質のものだ

残念ながら 自由にも金を出さないと買えないものが多いのだ

私には現在 長距離を移動する自由がほとんどない(短距離もだけど・・)

身体障害者1級で車いす生活だからしょうがない

でも もしかしてBIGの一等が当たったとしたら

専属の運転手でも雇って 移動の自由を「買う」ことができる

1千万円くらいする歩行ロボットだって「買う」ことができる

やっぱり 自由はお金がないと手に入れられないものが多いのだ

人権と自由を一緒にしちゃいけないって?

いやいや 時の支配者から市民としての自由を勝ち取ってきた歴史

それが人権闘争の歴史ではないのか

自由権は基本的人権の中の 本来的ではずせない構成要素だ

自由権の中に「居住・移転・職業選択の自由」というのがある

じゃあ ホームレスにそれがある? って ブラックユーモアでしょ!

結局 自由って お金がなければ ただのお題目にすぎない

つまり 金の切れ目は自由の切れ目&人権の切れ目につながってるってこと

結果として 金持ちには人権が厚く 貧乏人には薄いということになっちゃう

資本主義の世の中は それを許してるってことだ

それを許さないのが共産主義だったのに 今や跡形もない・・
2013.09.22:tnw

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