FPのひとりごと

▼時代遅れの立志伝  むすび

『365日24時間死ぬまで働け』

という社内文書があったと週刊文春が報じたようです(by Wikipedia)

これをこのまま読んだら これだけでもう労基法違反でしょう

どういうシチュエーションでのものなのかよくわからないし

単なる精神論としてのスローガンなのかもしれないし

これだけでは判断のしようがないが それにしても過激だ

これ 経営者や起業家に言うんならいいと思うんです

自分で言うのもなんですが 起業ってそういうものですから

でも それを従業員に求めちゃいかんでしょう

これが従業員向けの文書だとしたら ブラックの汚名もやむなしだ


しかし

こういう過激さが というかその発想の原点が理解できるんです 私

昔いた訪問販売系の純粋営業会社の壁には


  『汗を出せ 知恵を出せ それでもだめなら辞表を出せ!』

  『オーダーのない営業に人格はない!』


というスローガンが堂々と貼ってありました

こんなの 事の是非でいったら 非に決まってるんですが

これを自ら是とする根性至上主義があったんです 私にも社会にも

サラリーマンの中にも


 『オレなんか もう3か月も休んでねーよ』

 『有給なんか 一日もとったことがねーよ』


と 自慢げに話す輩(含む私)がいたほどです

でもねー

つくづく思うんですが 時代は変わったんです

『根性』も『滅私奉公』も死語になったんです

そこんとこをちゃんと理解しないとねー

根性至上主義 私は否定しませんが 封印は必要です

だんだん劣化していく時代遅れの立志伝

なんだか 見るに忍びありません・・



 《おまけ》


    思いこんだら試練の道を行くが男のど根性〜

    真っ赤に燃える王者のしるし巨人の星をつかむまで

    血の汗流せ 涙をふくな

    行け行け飛雄馬 どんと行け

                  (『巨人の星』テーマソング)


     だめだよねー これじゃ・・

     でもいまだにシンパシーを禁じえないアラ還のFPなのでした


2013.07.31:tnw

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