FPのひとりごと
▼時代遅れの立志伝
かつて 私は経営者だった
2000年から8期9年の社長歴だ
多少の波風はあったし 戦略的?赤字の期もあったが
おかげさまで そこそこ順調な経営をさせてもらった
って・・
“多少の波風”などと さらっと書いてはみたが
実は“生みの苦しみ”は筆舌に尽くしがたいものであった
最初の数か月は ジャングルの沼地でもがいてるようなもの
もがけどもがけど前には進めず 日の光さえ差し込まなかった
体力の消耗も限界を超えていて 脳の血管が切れる寸前だった
(もしこのとき死んでても 社長故に労災にはならなかった 為念)
私の場合 そこからなんとか抜け出せたのは『運』だった
宝くじ級の強運が炸裂し ジャングルに救援機が現れたのだった
でも その根底にあったのは ザ『根性』!
実際はどうあれ そう信じたかった
根性 → 力勝負 → 一点突破 が唯一無二の成功モデルだった
『なんとかなる』ではなく『なんとかする』のが根性
『なんとかならない』のは根性が足りないから と教え込まれた
トレーニング中 脱水症状で倒れるのは根性が足りないからだった
まあ 非科学的・非論理的で時代錯誤の塊なのであるが
そういう時代に育ったんだからしょうがない
われわれ世代は『根性』が骨身に沁みているのだ
今 なにかと話題のワタミの社長もたぶんそうなんだろうと思う
2013.07.29:tnw
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