FPのひとりごと
▼羽越豪雨は凄かった!A
昨日の続き・・
1967年8月28日未明
最上川の西側の堤防が決壊した
いつも遊んでいた あの土手が崩れたなんて信じられなかった
泥流があっという間に平屋の我が家に押し寄せた
ボクは 膝まであるゴム長を履いていたが
泥水の侵入を防ぐには ゴム長の丈はあまりに短かった
(数日後帰宅したら 床から60〜70cmのとこまで泥流の跡があった)
さて この後 我が家は 我が家族はどうなるんだろう
と 小学生なりに心配していたら 一艘の舟がやってきた
5人乗りくらいの木船で 手漕ぎだった(これがホントの助け舟!)
それに乗って 我が家よりは高台にあって難を逃れた隣家に避難した
その時に見た光景が一生忘れられない
家の周りは すべて真っ黒な泥流だ
一瞬にして泥流が見慣れた風景をもすべて押し流してしまった
悲しいとかなんとかというより 現実の凄さにただ驚嘆していた
こんなこともあるんだ と
何もかもが流れてきた
建物 家財道具 自転車 倒木 ・・・ なんでも
でかい錦鯉が手づかみできるとこにうようよいたが
つかまえたって 飼っておくところがない(残念だった)
避難した隣家では なんだか放心状態だった
隣家のじいちゃんが 囲炉裏で焼いてくれた焼き栗が忘れられない
その後 大人社会は復旧復興にご尽力されていたのであろうが
小学生だったボク 連休がただただ嬉しかった(何卒お許しを!)
ここで老婆心(老爺心?)ながら一言
災害は 忘れたころにやってくる (by 遅かりし由良の助)
2013.07.26:tnw
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