FPのひとりごと
▼明日はどっちだ・・A
三島由紀夫が寺山修司との対論(『四角いジャングル』)の中で
吉田松陰の 『汝は功業をなせ、我は忠義をなす』
この言葉が好きで 自分も忠義をするつもりだ と語っている
(三島は『忠義っていう点じゃ新左翼だって好きだよ。』とも語っている
右も左も行きつけば 忠義をなすという原点はいっしょだ)
私は若い頃 忠義に燃えていた
世界同時共産主義革命などというものを無邪気に信じていたし
そのためなら 田舎の母親をオルグせねばと本気で考えていた
そんな真っ赤に燃える若人にとって 国歌『君が代』は
戦前からの天皇制や『日帝』『米帝』と同列の『体制』そのものだった
高校時代 式典系で『君が代』をまともに歌った記憶はない
倒すべき体制の側に与してたまるかというささやかな抵抗であった
私は今も『君が代』は歌わない ほとんど口パクだ
でもそれは 純粋にキーだけの問題になっている
長い年月を経て 『君が代』を歌えるメンタリティーに変遷したのだ
橋下徹大阪市長が市職員に『君が代』の起立斉唱を強制してきた
わざわざ条例まで作り 歌う姿勢までチェックするという
ありゃりゃ 私が職員ならまちがいなくクビだな こりゃ
2012.05.15:tnw
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