FPのひとりごと
▼『鬼平』にハマるB
最近は まったくと言っていいほどなくなりましたが
二年前ぐらいまでは 買物に同行することがありました
大型の商業店舗の駐車場には障害者専用の駐車スペースがあります
確か なにかの法律で義務付けられているはずです
みなさんも気付かれると思いますが 入口の真ん前にあります
私も健常者だった頃 『いいよなー・・』などと見ていました
山形市郊外の大型ドラッグストアに行った時のこと
そこは入口の前に一台分だけ障害者用の駐車スペースがありました
そこに 黒色の3bフ高級車がドーンと停まっていました
エアロパーツなどから見て たぶんドライバーは若者でしょう
障害者が若向きの高級車を運転しないと決め付けるわけではないが
『障害者マーク』も見て取れないので 健常者の車と拝察した
まあ 確かに その日の駐車場は かなり混雑していて
入口の近くに駐車するのは至難の業であったのは間違いない
とはいっても ちょっと遠目にはいくらでも駐車できるスペースはあった
我々障害者の車椅子での移動というのは 屋外ではかなりハードだ
段差やちょっとした凸凹とか傾斜・勾配が大きなバリアとなる
それが 雨の日 風の日 雪の日となれば そこは八甲田山となる
(オーバーに言ってるのではない 1cmの積雪で自走はできなくなる)
入口の近くに駐車させてもらえなければ 入店の難易度は急騰するのだ
あそこに駐車したくなる気持ちはよくわかる 私もかつてそうだったから
でも それによって買物ができなくなる障害者のことも考えてほしい
雨が降っていたその日は 結局 買物を諦めて帰宅した
リハビリに通う病院では なぜか接触事故の未遂が多い
車椅子は幅を取り 一応車両であるが故 私はかなり慎重に動かしている
にもかかわらず かなりの頻度で危険な状況に遭遇してしまう
理由は簡単 前方不注意や脇見をしている歩行者が多いんです
当方が危険を察知して停止しているのに 構わずにニアミスすることもある
『危ないですよ』 と警告を発しているのにぶつかってきて
『こんなところに停まっていて危ないじゃないか!』
と逆ギレされることもある 腹が立つというより悲しくなってしまう
弱者を殊更強調する気などさらさらないが
万が一 車椅子から転落したら大事になってしまう
そのへんをちょっと気にかけてくれたらいいのだが・・
ハード面でのバリアフリーは お金も時間もかかる
これはやむをえないところだが
近くにあるような気がする心のバリアフリー
でも 近くに感じられないのはどうしてなんだろう・・
『鬼平』はどこに? おにごっこじゃあるまいし・・
2012.02.08:tnw
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