FPのひとりごと

▼さらば六本木ヒルズ@

損保系の代理店店主には 車に関して妙な不文律がある(あった)
自分で乗る車は『マークU』(現マークX)まで という・・
別にBMWだろうがシーマだろうが 誰にも止める権利はないのだが
3ナンバーのアッパーミドルクラスまでという自主規制が働いていた
なぜかクラウンはタブーになっていた
実際 私が損保の社員だった頃に クラウン セドリックを見たことはない

なぜかというと 
損保の主力というかメイン商品が自動車保険だからなのです・・ ?
契約者から“事故”の一報をもらえば現場に急行するわけですが
『保険屋』が白いクラウンでご登場!
って いや だから 別になにを気にすることはないのですが
やっぱりねー 視線が痛いというかなんというか そんな感じ

 『それ 俺(私)が払った保険料から・・』的な視線

逆の立場だったら・・ そう思うとやっぱ自主規制はやむをえない


私が脱サラ開業したのは ジャスト2000年でした
開業2年目 社業が軌道に乗ってきて社有車を新車で買うことにしました
それまで3nヤに乗ったことのない私 若干迷いはしましたが
身の丈に合わせて マツダのデミオにしました
それから2年もせずに 我が社にミニバブルがやってきました
やることなすことすべて大当たりのまま決算期を迎えました 
税理士とも相談の上 もう一台新車を買うことにしました
クラウンはおろか ベンツの下のランクぐらいまでは手が届くのでした
私 当時も今も“見栄っ張り”ではありません
“着るもの”にも“食べるもの”にもなんのこだわりもありません
でも 車だけは結構なこだわりがありました
どうしてか? たぶん単純に車が好きだと言うことと
『いつかはクラウン』的な時代に育ってしまったせいだろうと思います
いやー 迷いました とことん
もっと儲かっていれば セカンドカーにできたんでしょうが
さすがにそこまでは無理でした となると 迷いました・・
結局 えらい中途半端なカムリなどを買ってしまいました
でも 嬉しかったんです  とうとうここまで来たかと
新車特有の匂いを嗅ぎながら感涙に咽んでハンドルを握ったのでした
2012.01.14:tnw

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