FPのひとりごと

▼オラもなりたや格付会社 C

格付会社ほど“おいしい”ビジネスモデルを私は見たことがない

ま こんなとこか・・


『ひとつ わが社に格付けを頂戴いたしたく』

『よかろう こんだけのデータを全部出しなさい
 御代は後から請求するから しっかり払いなさい』

『ははあ 何卒 何卒 よしなに』


格付のほしい会社が格付会社に格付をお願いするスタンスが基本だ
黙っていても客が高額なオファーを持ち込んできてくれるシステム・・
営業に営業を重ねてきた我が身には 夢にまで見た桃源郷だ これ

ある一定レベル以上になると 格付はビジネス上 どうしても必要になる
特に金融機関系の場合は 格付は『命綱』のような感覚さえある
実際 1ランク 1ノッチ上げるのに血道を上げている印象が強い
これだけの情報化社会でAランクかBランクかでは天国と地獄の差がある

格付という一つの信用判定システムを創設したのは凄い
国際的な取引は言うに及ばず 今や個人の医療保険の加入の際まで
ちょっと格付をチェックしてから・・ というスタイルが確立しちゃってる
タカビーなビジネスを展開できるのには ちゃんと理由があるわけだ
しかし
この格付会社の格付は誰がするのだろうか
S&Pやムーディーズの格付なんて聞いたことがないが・・
格付会社を格付せねば 出てきた格付の信用は何で担保するの?
という素朴な疑問が湧いてくるのは私だけなんだろうか
2011.12.14:tnw

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