FPのひとりごと

▼しかとかよっ!

昨日は 読売巨人軍の球団代表兼GMである清武英利氏が
ナベツネこと渡辺恒夫球団会長(代表権はない)を涙ながらに糾弾したことを
各マスコミ・メディアが一斉に取り上げ大々的に報道した
(今朝の読売新聞はスポーツ面にちょっとだけ載っていた シカトかよっ)

今回は清武氏の単独行動だったようで 内外に大きな波紋を広げた
要は 組織としてルールに則り粛々と決定したコーチ人事に
代表権もない(ほぼ名誉職の)会長がしゃしゃり出てきて
『ヘッドコーチは岡崎を降格させて江川にしろ』と言ってきたとか
これじゃあ組織じゃないし 内示を受けていた岡崎はかわいそうだし
だいたい そんなことを認めていたら『球団は渡辺商店だ』と訴えた
(コンプライアンス上の問題って言ってたが そうなるのかねー?)

正直なところ 真相はよくわからない
清武氏のGMという職は 現場とフロントのつなぎ役の責任者だ
過去 いくつかの球団でGM制度を採用したが成功例はあまり聞かない
ただ マスコミに語る清武氏のコメントは至極まともに聞こえていたし
球界・球団の実情をよく捉えていたようにも記憶している
とはいえ 今期の低迷の責任の一端が彼にあるのも間違いはない
外人助っ人が10人もいて 誰一人まともに働かなかったら
そりゃあ GMのせいと言われたって反論のしようがない
岡崎のコーチとしての資質も 私にはよくわからない
ベンチ内では 毅然とした佇まいがなくて存在感は薄かった
その点 ナベツネの眼は正しかったのかもしれない

が しかし
仮にそうだったとしても
ナベツネ爺さん アンタ やりすぎだよ!
何様のつもりか知らんが ええかげんにせえや!
その強権的な物言い・態度・行動は誰が見ても目に余る
あなたの過去の行動や実績を全否定するわけではないが
強権の発動が普通に許されると思うその姿勢が既に時代遅れだ
というより強権の発動と思っていないであろうことが既に老害だ
別に“老いては子に従え”などと言っているのではない
齢(ヨワイ)を重ねることでしか見えないことが世の中にはいっぱいある
経験則から若気の至りをたしなめることが物事を成功に導くこともある
こういう側面を否定することは誰にもできまい
でも 残念ながら それがすべてではない
齢を重ねることで 段々見えなくなっているものがあることを
自分の経験則だけでは判断がつきかねる新しい事象があることを
権力の座にある者は常に謙虚に意識するべきだ
でなければ いくら正しいことを言おうが ただの“重石”だ

このまま引っ込んでいるとは とても思えないが
ナベツネ爺さん  このあと どうするんだろうか
人間 引き際が肝心だ!
2011.11.12:tnw

HOME

copyright/tnw

powered by samidare