FPのひとりごと

▼また出会っちゃうんだよなー・・

“事故”の後 総合病院を(強制)退院になり
リハビリセンターに転院になって 一段落した頃
身体は まったくもって思うようには動かないし
精神も闇の中を迷走しているようで鬱屈してるし
自分の人生の先が まったく見えなかった頃があった


転院して3ヶ月が過ぎ “事実”も広く知れ渡ってきた頃
私の携帯に 堰を切ったように受信歴が残るようになってきた
院内は携帯の使用禁止なので OKエリアから返信してみる
掛けてきてたのは ほとんどは有力クライアントからだったが
まずは みなさん 私のことを心底心配してくれていた ありがたい
が それと同程度に 私の仕事の継続を気遣ってきてくれた

要は 『おまえ 仕事 続けるんだろうな』(念押し風)みたいな

クライアントさんとのお付き合いは それこそ千差万別だ
一案件だけや保険だけというクライアントも勿論いるが
“何から何まで”という“ナベチャン・シンパ”もいらっしゃる
私は 正直 彼らよりも彼らの資産の全てについて精通している
信託銀行の業務範囲の数倍にもわたる業務を一人でこなしている
彼らにとって私は金庫番であり一番番頭さんでもあるわけだ
その金庫番が病院でへたっていれば 心配になるのは当然だ
あるクライアントからは『辞められては困る!』と毅然として言われた
そりゃそうだ 私が辞めたら彼には運用資産の回収(換金等)ができない
命の次に大事なものを守るために 私を辞めさせることはできないのだ
これなんか 一面として 金持ちのエゴ?とも思われかねないが
当時でも しょぼくれた こんな私を本気で必要としてくれている
そういう人たちがいるというだけで ものすごく嬉しかった
ちょっと大げさかもしれないが 生きる勇気がわいてきたのだった
人間 他人から必要とされることほど力がみなぎるものはない
こういうクライアントを含め 私は ほんとに お客さんに恵まれている

昨日も また いいお客さんに出会っちゃいましたねー
2011.07.26:tnw

HOME

copyright/tnw

powered by samidare