FPのひとりごと

▼海に行きたいよー もういっちょ

海って どうしてあんなにテンションが上がるんだろう

例えば 仕事で海岸線の近くを運転していると
私は 海が見えてくる雰囲気を察知することができた
それらしい雑木林の間とか 下り勾配の道路の先とかに それを感じた
勘が的中して青い海が見えてくると それだけでアドレナリンが噴出した
久々のクラス会で 相変わらずキレイな女子を見つけたときみたいだ
シーサイドラインなんかをドライブすれば もうそれだけでエクスタシー
仕事だろうがなんだろうが ベストスポットを見つけ砂浜にパーキング
波打ち際に はだしで立ち 潮の香りを胸いっぱいに吸い込めば
なんだか 懐かしい故郷に帰ってきたみたいな感じがする
我が家の家系図を遡れば どこかで“海の男”に辿り着くのでは・・
そうでも考えないと この“血の騒ぎ”はちょっと説明がつかない


長女が まだ小学校低学年だった頃
家族4人で 海水浴に出かけたことがある
長女・長男は そのとき 海が初めてだった(と思う)
目的地まで 後僅かになり 海がちょろちょろ見え出してくる
私のテンションが うなぎ登りになりかけたときだった
長女が 突然歌いだした

 『カモーツレッシャ カモーツレッシャ カモーツレッシャ・・』

歌というより 呪文を唱えているように延々と繰り返した
別に そのとき 貨物列車が見えていたわけではない
いつもは冷静な彼女がどうしたんだろうと思って 振り返ると
彼女は 私と同じ目をしていた 完全にトランス状態だった
彼女もテンションが上がりきって 妙な呪文を唱えているのだった
それを見て私は 変な くすぐったい気持ちになってしまった
あのテンションの上がり方は 正に父親ゆずりだが『・・・』みたいな
ま とりあえず(幸か不幸かはおいといて)DNAは残せたようだ



嗚呼 ああ アア   海にいきてーーーーーーー
2011.07.25:tnw

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