FPのひとりごと

▼名刺に負けるな・・@

DOCOMOのスマートフォンのCMは
渡辺謙さん中心のドラマ仕立てでなかなかのものだ
若手俳優と組んだ一連のCMは
謙さんの重厚な演技とコミカルな展開の組合せが絶妙だ

今回は新入社員?が名刺を整理する件(クダリ)だが
名刺をそのまま読み込ませてファイリングするって 凄い!
とりあえず 名刺上の文字を全部読み込んで
それを 社名・住所・電話番号・役職・名前・・に分別し
社名や名前なんかを五十音順とかで取り出せるんでしょ?!
いやーー 理屈抜きに凄いとしか言いようがない スマートフォン!


私なんか今でもそうだけど 分厚い名刺綴りに保管している
その分厚さが営業での戦利品みたいなものなので
一枚一枚に結構な思い入れがあるし 妙に愛しいものだ
たまに“あ”から目を通すことがあるが 懐かしさでいっぱいになる
もうなくなった会社もあれば リタイアした方もいる
当時はペーペーだったのに社長になった人もいれば 失脚した人もいる
一枚の名刺から大成功したビジネスもあれば “名刺だけ”のこともある
でも どの名刺にも自分のビジネスの歴史が詰まっている
その名刺を見れば 当時の自分がまざまざと蘇ってくる

自分がペーペーの頃は 名刺に鉛筆でメモをした
飛び込み営業などをやっていると 名刺の枚数は驚異的になるが
名刺と会った人の顔がマッチングしないなんてことはしょっちゅうある
それでは 次に会ったときに その人に失礼なので
その人の特徴とか 会ったときのシチュエーションなんかをメモった
例えば・・

『黒縁メガネ 頭髪バーコード ○○氏からの紹介 △△常務のライン』

これは 結構 MYビジネス上は役に立っていた
ビジネスなんて どこで導火線に火が点くかわからない
プレゼンしっ放しで ほかしといた案件が 急に日の目を見ることがある
そんなとき 風見鶏の私は 人物はおろか案件さえ忘れていることが多い
ゆえに 名刺にあるワンポイント・メモが大いに役に立つのである

スマートフォンの名刺ファイルに メモ機能があるのかは?だが
名刺には その名刺固有の“佇まい”とか“匂い”がある
それは 自分の手書きのメモを含めての話であり
残念ながら スマートフォンのメモリーには“それ”がない

こんなことを言ってるから どんどん取り残されていくのだろうが
やっぱり 私は名刺を名刺綴りに残していきたい
2011.05.30:tnw

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