FPのひとりごと
▼菅クン ちょっとは見習えよ!A
私のように学生時代 左翼思想に傾倒していた者にとって
(当時はノンポリ+リベラル+ちょい左派系でざっと7〜8割かな?)
日本の皇室は そのままストレートに受け入れられる存在ではなかった
昔あったTV番組『皇室アルバム』は 妙な気分になってだめだった
あれはBGMといいナレーションといい生理的に受け付けなかった
昭和天皇が崩御されての『大喪の礼』も 複雑な心境の中で過ごした
日本中が喪に服す・・理屈ではわかる でもなんだか判然としなかった
明仁天皇が皇太子だった頃 テニスとかスキーとかの姿を見ていて
ああー やっぱり (当たり前だが)品も育ちもいいプリンスだなー
とは思ったが それ以上のものを感じることはなかった
それが
ちょっと前 孫ともっと会いたいという主旨のご発言をされた
そのストレートで実に人間臭い物言いに親近感を覚えた
七十代後半なら普通は楽隠居でも誰にも文句は言われないのに
決して頑丈ではない身体に鞭打って公務という名の激務をこなしておられる
生まれた時から死ぬ時まで 本当の意味での自由はない
たまには愚痴をこぼしてみたり嫌味を言ってみたり泥酔してみたり・・
そんな我々平民が普通にやっていることが彼には一生絶対にできない
ストレスも溜まれば鬱積するものもあろうに発散することができない
考えてみれば かなり過酷な人生を送っておられるものだ
公務をこなすだけでも大変なのに
その忙しさを縫って天皇皇后両陛下で7週連続で被災地を訪問されている
しかも避難所では被災者に膝詰めで言葉をかけられていた
確かに 移動やセキュリティーで関係者にストレスがかかったり
その費用はどこから出ているのかとか パフォーマンスじゃないのかとか
いろいろと否定的に捉える向きもあろう それもわかる
でも 天皇制とか皇室とかを長年ネガティブに捕らえてきた私から見ても
あの行動は“本物”だ
自分が動くことの“マイナスα”など十分承知の上だろう
それでも 已むに已まれず現地で自分の声で直接 慰問・激励したい
そういう思いに溢れての行動であろうと私は思う 立派だねー
それに比べて・・
あの方は どんだけ人間としての底が浅いのだろうか
2011.05.14:tnw
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