FPのひとりごと

▼菅クン ちょっとは見習えよ!@

私は昭和32年生まれだ

敗戦が昭和20年だから
ちょうど干支が一回りしての生まれだ
一応“戦後世代”というところに括られるが
戦争とか敗戦というのは あくまで歴史の一ページにすぎない

私の子供時代は どちらかといえば“左向き”の教師が多く
その論調は 戦前・戦中の支配体制を全否定する向きが多かった
その標的は 『天皇制』であり 『ムラ』であり 『イエ』だった
純粋無垢で?紅顔の美少年だった??僕は自然にそれに染まっていった

そういうバックボーンの中で見る昭和天皇 天皇裕仁
教科書で いくら“象徴天皇”などと教えられても
防弾ガラスの向うで手を振る彼に複雑な思いを抱かざるをえなかった

高校時代 社会科で面白い教師がいた
よく脱線しては 時事問題などを解説してくれていた
この先生の天皇制に対する考え方がユニークで忘れられない

『昔はありえなかったが 今は天皇を“天ちゃん”と言っても捕まらない』

まあ確かに 70年前にそんなことを言ったら特高に捕まっていただろう
そういう意味では 戦後の天皇制というものを端的に伝える表現ではある
しかし とはいっても・・

『朕深ク世界ノ体制ト帝國ノ現状トニ鑑ミ・・・忠良ナル爾臣民ニ告ク』

と 約66年前に玉音放送で敗戦を日本国民に知らしめた方である
やはり 別世界の住人であったし 我々もそういう眼で見ていた
少なくとも 昭和天皇が避難所で被災者と膝詰めでお話になる
などということだけは 絶対になかっただろうと思う

長くなったので また あ し た
2011.05.12:tnw

HOME

copyright/tnw

powered by samidare