FPのひとりごと
▼ユッケ美味いんだけどねーA
脱サラして設立した会社で
正気と狂気の間をさまよいながら
24時間365日もがき続けた最初の一年
赤字ながらも望外の売り上げを計上させてもらった
根拠のない自信が数字に裏打ちされた確信に変わった瞬間だった
そこで経営者たる者 次の一手に打って出るのだが
一般的に“現状維持派”と“拡大路線派”に分派するような気がする
私はもちろん後者で 上潮にまかせて“イケイケドンドン”だった
こういう時の勢いとかオーラとかは ちょっと常ならぬもののようで
“ガンガン攻めてドンドン落としバンバン儲けて”を繰り返した
我が社の二期目は最初の3ヶ月で前年度の8割の売り上げを計上した
こうなると やることなすこと全部がうまくいき 好回転し始める
そうすると 経営者は“その気”になる 所謂 有頂天ってやつ
自分の才能とか才覚に自分で惚れ惚れし 周りが段々見えなくなる
で やっちゃーいけないことをやっちゃうわけです
私の場合は 目の前の“儲け”に目が眩んで不誠実な見積を提出し
相見積もりに負けただけではなく クライアントの信用も失ってしまった
要は 自分の利益 > クライアントの利益 になってしまったわけで
商売の原点を大きく踏み外していたと言われても一言も反論できない
思えば ホリエモンの粉飾決算も村上世彰のインサイダー取引も
成功→イケイケ→有頂天→周りが見えなくなる→→やっちゃった
というフローに関しては同じことなのだと思う
(私を彼らと同列に扱うことに関しては かなり問題がありますが・・)
“お客様あってこその商売”
そんなことは別に経営者でなくたって誰でもわかっていることだ
しかし そんな“いろはのい”が見えなくなる瞬間がある
私の場合は致命傷に至らず 火傷ですんだから事なきを得たが
ホリエモン 村上世彰 木村剛・・ みんなそれでこけちゃった
ビジネスの世界って 一度リングを去ると再起のチャンスは殆どない
私なんかより何十倍も才能のある方たちなのに もったいないねー
ところで
あの“土下座の社長”はどうなんるんでしょう・・
2011.05.07:tnw
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