FPのひとりごと

▼障害者でなにが悪い

障害者でなにが悪い!!

いやいや
別に皮肉や文句や恨み言を言ってるわけではない

だいたい恨み言を言ってたらきりがない
これは障害者や高齢者にならなきゃわからいことだが
こんな片田舎でインフラの整わない街に住んでいると
バリアフリーなんて言葉がこんなに空疎に感じることはない
精神的な面を含めて“構えなければ”元々バリアフリーなんて存在しない


3年位前に 市会議員にバリアフリーマップを作ってほしいと頼んだ
入院しているときに見たのだが 米沢市の公共施設にはそれが置いてあった
市内の公共・民間施設や商店などのバリアフリー情報がマップになっていた
別にそんな大それたものではなく 低予算の(失礼!)手書きのやつだった
でも逆に身近で“使える”情報が満載で我々には大変ありがたいものだった
このくらいのなら いくら財政難のわが街でも大丈夫だろうと頼んでみた
議員はちゃんと聞き届けてくれて精力的に動いてくれた
彼が市議会で提案してくれて 市長がOKをした(と市報に載っていた)

それから3年・・・ いまだになんの痕跡もない
緊急度や優先順位を考えれば 後回しはしょうがないとしても
せめて我々の思いを聞いてくれたってバチは当たらんと思うのだが・・
逆に 必要としている我々に何も聞かないでできるものなのだろうか


最近 障害者を『障がい者』と表記することが多くなった
なにゆえに このような表記をするのであろうか?
『害』という字の有無で なにかちがうことがあるのだろうか
“害を及ぼす”みたいなイメージから害をはずしたのならお門違いだ
我々の身体や精神に障害があるのは間違いのない事実だ
それ以上でも それ以下でもない
事実を語るのになんの躊躇が必要なのか
そんなのは当事者にとってはどうでもいいことで
それよりは公共施設だけでもバリアフリーにしてほしい
一度 市議会を傍聴しようと思ったら エレベーターがなかった
車椅子は市議会の傍聴を阻止されているのと事実上一緒だ


『障害者』を『障がい者』になんてしてもらわなくてもいいから
せめて 一枚のバリアフリーマップくらい作ってほしいもんだ


2011.04.28:tnw

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