FPのひとりごと
▼頭が下がりますB
実はN家の末っ子の拉致は私も画策していた
ちょうど子育ても終わりかけていたし
とにかくなにより末っ子ちゃんがチョー可愛かった
お母さんに会うと
『支度金も何も要らないからこのまま貰ってあげる!』 って
いつも冗談めかして言っていたが 半分は本気だった
この界隈では夕げの食卓に近所の子がなにげに座っていても
なんの違和感もないし 食卓の煮物がそこんちのものだったりする
さらには その煮物の野菜が近所の畑産だったり普通にしている
毎年 家庭菜園の旬の野菜で我が家の食卓は大いに賑わうが
もちろん 我が家に家庭菜園はない
路上でバーベキューを開催すると“村祭”に近い活況を呈す
我が家で夏休みに海に行くときは
海パンとともに 近所の子も仕込んであった
(海パンのくだりがわかるのは このブログの通だ!)
昔はどこもそうだったが 自分ちの子もよそんちの子も分け隔てがない
向う三軒両隣で子育てをしているようなもんだ
昭和のよき伝統が ここにはまだ色濃く残っている
私が入院した冬 今年みたいな大雪だった
自分の身体がまったくもって心もとないのに
家長としての性(サガ)か 家の周りの除雪が気になっていた
気にしたって どうなるものではないのはわかっているのだが・・
そんなとき 隣組の住人達がみんなで除雪してくれていた
家内からその話を聞き 家内が帰ってからベッドで一人で泣いた
ありがたかった
今年ももう4回ほどブルが来て キレイに除雪してくれた
そのブルの所有者兼オペレーターは隣家のN家のご主人だ
私が一人で家にいるときは 外に車がないので留守にしか見えない
あら〜市のブルが無造作にコンモリと雪を置いていきあがった
というとき 黙々とS家のご主人が人力で除雪してくれている
(例の拉致犯だ)
ここは 昔々の人情長屋みたいなところだ
私からしてあげられることがないだけに余計に人情がしみる
精一杯明るく前向きに生きていくことが恩返しだと思って生きている
2011.01.30:tnw
[2011.01.30]
そうなんです (FP)
[2011.01.30]
沁みますね。 (nao)
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