FPのひとりごと
▼ナノ闘病記C
待ちに待った?手術の日がやってきた
もうこうなると クリスマス・盆・正月並だ
とはいっても 手術は午後一時からなので
午前中は 痛みでヒーヒー言っていた
いよいよ オペ開始だ
ベッドのままオペ室まで連れて行かれ
機械仕掛けでベッドから手術台に乗せられた
考えてみたら こんな大掛かりな手術は生まれて初めてだが
寝たままで天井の風景しか見えないシチュエーションが緊張を醸す
最初に半身麻酔の注射をするのだったが これが痛かった
横向きで背中を丸めて背骨にぶっとい針を刺すのであるが
私の場合 背骨の隙間が狭いとかで なかなか針が入っていかない
しょうがなくて 鎮痛用の局部麻酔を3発も打ってから針を刺した
麻酔が効いてきた頃合で尿道に鉛筆ぐらいの太さの管を通す
そこに内視鏡とマジックハンド?みたいなやつを入れ込む
このマジックハンドがただものではない
ピストンで石を砕いたり 石をつまんで引っ張り出したり自由自在
小惑星イトカワみたいな巨石を見つけてはダダダダと破砕し
砕いた残骸をピンセットみたいにつまんで場合によっては捻って排出
そしてそれを大きなモニターで実況生中継する これが迫力十分!
こりゃー昔観た『ミクロの決死圏』そのものだった
2010.12.06:tnw
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