FPのひとりごと
▼ないものねだりA
ないものねだり ⇔ 眼帯
たまたま通りすがった人にはなんのことやらわかるまい
ムシシシシシ
これは 純粋に形而上学的テーマではない 勿論
禅問答でもクイズでもない 残念ながら
とるにたらぬ内向的変態的狭小人間のフェチ的思考である
かまわずに 通りすぎていってくだされ
でもって
憧れの眼帯をする日は なかなか訪れなかった
いくらなんでも なんともない眼に眼帯はできない
しかし ついに憧れを体現する日がやってきた
独立開業して 壮絶な営業の日々が続いているとき
体のあちこちが音をあげていたが 目の充血も酷かった
ある日 鏡を見たら どっちかの目の白目の半分が充血していた
目そのものというより高血圧あたりが原因だったんだろうが
自分で言うのもなんだが まるでバンパイアみたいだった
で ドラッグストアで 目薬と眼帯を買ったのだった
別になくても平気だったが あの目では営業にもいけやしない
で
初眼帯
感動した!!
だって憧れを抱いてからすでに四十年以上は経過しているんだもの
あほらしいって!? 言うがいい でもこれが本音だった
鏡に映してみた
『 ・・・・・ 』
あれっ 似合わない 全然!・・ 愕然とした
眼帯にも 似合う似合わないがあることを初めて知った
しかも 眼帯は 日常生活上かなり不便だ
遠近感がおかしくなって 運転にも支障が出る
似合わないうえに 使えない
憧れが失望に変わるのに大した時間は要さなかった
眼帯の延長線上?に
松葉杖 救急車 入院 車椅子 なんてのもあった
いま思えば とんでもないものに憧れていたもんだが
運悪く(良く)ここ数年で すべて経験させてもらった
人生 ないものをねだるものではない
いまごろわかたってもう遅いが・・・
2010.10.25:tnw
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