FPのひとりごと
▼奇奇怪怪C
32才で 生まれ故郷に
14年ぶりに Uターンしてきた
時まさにバブル真っ盛りであった
普通は 新しい環境にカルチャーショックを
受けるもんなんだと思うのであるが
私の場合 故郷に戻ってカルチャーショックを受けた
営業で高畠町や川西町や飯出町や小国町に出向く
目的地までの延々と続く農道や町村道を走っていて
あまりの“田舎っぷり”に驚嘆してしまった
別に都会での生活にかぶれてしまったわけではない
考えてみれば 18才までの生活圏なんて たかが知れてるわけで
人も車も信号もないような普通の田舎の風景にそれほど出会っていない
車で走り回って“田舎の実態”をつぶさに知るようになって
自分の生まれたところは こんなに凄い田舎だったのかと思い知った
スピード感の違いにも面食らった
時間の流れ方が 明らかに違っていた
勤務先は 全国区の会社であったので
仕事の内容は 全国区並みの忙しさ・厳しさだった
ところが 一歩外に出ると 全く別の世界が広がっていた
飛び込みで入った会社で『ご苦労様!』と言われ
公道を悠々と走る耕運機の後ろに 車が10台くらい連なっても
誰一人としてクラクションを鳴らさないし
営業に行った客先で 商談が夜まで延びてしまうと
『飯食ってけ』 → 『飲んでけ』 → 『泊まってけ』 となった
この内と外の温度差には かなり戸惑ったが いつの間にか慣れていた
でも どうしても馴染めない=許せないこともあった
2010.09.08:tnw
⇒HOME
copyright/tnw
powered by samidare