FPのひとりごと
▼奇奇怪怪@
車の免許を取ったのは
大学の卒業も就職も決まった後の3月
それも就職先の研修が始まるギリギリのところでした
まったくのペーパードライバー状態で上京し
5月頃に 東京のど真ん中で運転を命じられました
社有車を駐車場から路上に出しておけという
別にどうということはない仕事だったんですが
私にとっては 以下の理由でプレッシャーの極みでした
1.免許取得後初の実地運転であること
2.東京のど真ん中での運転であること
3.よりにもよって車が役員用のクラウンであること
4.更には よしゃーいーのにオートマであること
4については説明をしておかねばならない
今はマニュアル車など 殆ど見かけなくなってしまったが
当時(約30年前)は まったく逆でした
私 当時23歳 オートマ車を見たことすらなかった
とはいえ業務命令 やらねばならんとエンジンを始動した
さてバックをせんと試みたのではあるが・・・
ギアの入れ方?が全然わからない
だいたいにおいて クラッチがねーぞ!
このレバーを操作すりゃいいんだろうが 動かん
元々プレッシャーでガチガチになってんのに
クラウンが1mmも動きゃしないことでパニクった
大汗かいて格闘中に なんかのはずみで車がバックした
『ウワっ!』でブレーキを踏んだら車がエンストした
『ガハハハハハ』
『オートマ車をエンストさせたヤツ初めてみたぞ!』
命令を下した先輩社員が物陰から一部始終を見ていた
しかも俺の運転能力を すべて見越してのことだ
車の運転
わけてもオートマ車の運転が嫌いになったことは言うまでもない
2010.09.04:tnw
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