FPのひとりごと
▼一寸先は闇・・・C
共済は機能としては保険となんら変わりがない
保険なんだから いただいた保険料その他を蓄え
保険事故が発生したら そこから保険金を支払う
契約者からいただいた保険料が収入で 支払った保険金が支出だ
収支のバランスを取ることは ビジネス上 最も重要なことだ
バランスが崩れれば ビジネスが成り立たないだけでなく
保険が機能しなくなることで 契約者に大迷惑をかけてしまう
つまり なにが言いたいかというと
経営者が好き勝手なことをやっていては共済は持たないということ
消費者(契約者)保護のためにも 共済に法規制は必要だ
それは『オレンジ共済』や『KSD』を持ち出すまでもない
1億円の融資を お断りした理由の中に
ビジネスとしての採算性だけでなく この法規制の問題が頭にあった
=いずれ法の網が被さるのもまちがいない と思っていた
やり始めたはいいが 厳格な法規制でハードルを上げられたら
弱小の名もなき共済など ひとたまりもなく吹っ飛んでしまう
数年後 それが現実となった
結果 共済は 解散か 少額短期保険業者か 保険会社か
どれかを選択しなければならないという立場に追いやられた
いずれを選択しても“いばらの道”だ
私が共済を創設していたら“解散”しか選択できなかったであろう
そして“大借金”だけが残り まちがいなく自己破産していた
いま考えても めちゃ怖ろしい
人生 一寸先は闇だ・・ お後がよろしいようで
2010.05.14:tnw
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