FPのひとりごと
▼あかんことはあかんやろ!
しかし
ナニが悲しゅうて
17歳の未亡人が自らの命を落としてまで
他国の市民を大量に爆殺せにゃならんのだろうか
どっからどう考えてもおかしいやろ あかんやろ こんなこと
そんなもん 遡れば 複雑な事情と歴史が絡んでることぐらいはわかる
夫を殺した国の国民への報復に傾いていった心理も理解不能ではない
ロシアという国の節操のない強権願望やそれゆえの傲慢さもまた事実だ
軍事的に圧倒的に不利な立場が“自爆”という武器しか持ち得ない
これまた 悲しいぐらいの現実であることも承知している
でも
どう考えても あかんやろ こんなことは
冷静に客観的に考えれば やってはいかんことだと気づくやろ
彼女が信じる宗教では 彼女は死後 天国に行くのだろうが
(“天国”という表現でいいのかどうかはわかりかねますが・・)
今回 爆殺された市民と天国でどう折り合いをつけるんだろうか
17歳の身空で戦争未亡人という境遇も受け入れがたい現実だが
敵対国への憎悪と怨念だけで我が身を殺人の道具に変えてしまうことに
我が身を空しゅうしてまで 他人を数十人も道連れにすることに
いったい なんの意味があると言うんだろう?
そんなことをしてなんになるの と どうして誰も言ってやれないの?
彼女が17年間で会得した世界観や宗教観や正義観
それはそれで軽んずべきべきものではないと思うが
彼女の行為の正当性を自ら客観視できるだけの環境は整っていたのだろうか
もし彼女の幼さとか純粋さとかを利用したのだとすれば怒りを禁じえないが
そういうことでしか対抗手段を持ち得ないという現実は全く悲しい限りだ
憎悪は連鎖し いまでも増幅し続けている
どこかで連鎖を断ち切らなければ悲劇は延々と繰り返される
平和と安穏を望まぬ人は この世に存在しないというのに・・
2010.04.04:tnw
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