FPのひとりごと

▼自転車ノリてー・・D

◇◆◇幻の“電飾”自転車◆◇◆

時は流れ 中学生時代
紅顔の美少年は 思春期を迎えていたが
通学用の自転車は 家にある婦人車のままだった

東映の『トラック野郎』シリーズがまだ始まっていない頃
ある日 中学生のボクは自転車を“電飾”することを思いつく
なんのため? そんなことはわからない それが思春期だ
とにかく 自転車(婦人車)を電飾でギラギラにしたくなったのだった

当時のやたらに重いダイナモからリード線をあちこち引っ張って
自転車のいろんなところに 豆電球をつけて光らせた
目的がナンなのか ナンの欲求のハケ口なのか
今となってはさっぱりわからないが 尋常ならざる行動に間違いはない

部活帰り いろんなところが光る乗り物に乗り 一人悦に入っていた

元々 ヘッドライトを光らせるためだけのダイナモに
無数の豆電球をつけて光らせたら 明らかに電力は不足する
で 当然のようにヘッドライトは本来の機能を果たさなくなる
ある日 親父に見つかり 逆鱗に触れ 現状復帰を厳命された


無意味な行動は 大人の無理解で 無意味に終わりを告げるのであった


2010.04.02:tnw

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