FPのひとりごと

▼好きだったのに・・・桑名正博

桑名正博というミュージシャンに
特別 興味・関心があるわけではない  が
ファニー・カンパニー時代の『スウィートホーム大阪』
この曲を聴いたときには 心底ぶっとんだ!

自分の中では 日本のロック史の分岐点はサザンだ
サザン以前 日本のロックは氷河期を迎えていた
FMの特集番組でぐらいしか聴く機会はなかったが
みんななんか大きな勘違いしてない? ってな感じの
独りよがりで内向的でスケールもサイズも小さな業界だった
そんなときに『スウィートホーム大阪』に出会った

“あんさん 新聞読んではりまっか 排気ガスはひどいし
 事故も多まんな そんでも やっぱりワイは大阪が好きなんねん”

どぎつい大阪弁を軽快に歌い上げる桑名のボーカルがごっつええ感じやった
肩肘を張ったところがなく 外向きで音楽的なレベルも高かった
『東のキャロル 西のファニカン』とか言われていたが
私は圧倒的にファニカンが桑名正博が好きだった

ところが ソロデビューしてからは
『哀愁トゥナイト』以下ずらーっとロック風歌謡曲のオンパレード
『セクシャルバイオレットbP』がヒットしてスターになったが
自分たちのスタイルを貫いていたキャロルの方がまだましだった
あんだけ才能があんのに 結局花を咲かせずにフェードアウト
今でも大阪弁をあれだけファンキーに歌える歌手はいないと思う

好きだったのになー


2010.03.28:tnw

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