FPのひとりごと

▼好きだったのに・・・ガロ

ガロ という
ジャンルでいえば フォーク?のグループがあった
知ってるよ という方でも『学生街の喫茶店』がいいとこだろう

♪♪君とよくこの店に来たものさー・・・♪♪

って あれ  結構ヒットしてたような気がする

私は ガロが好きだったが『学生街の喫茶店』は嫌いだった
『君の誕生日』も『ロマンス』も『一枚の楽譜』も嫌いだった
私が好きだったのは デビュー初期の
『地球はメリーゴーランド』と『美しすぎて』だけだ
聴いたことのない方は YOU TUBE で是非チェック!

『地球はメリーゴーランド』なんて
めちゃシンプルで掴みどころのない歌詞(by山上路夫)なのに
曲は繊細で切なさと透明感を併せ持つ独特の心象世界を構築している
三人が目指していた音楽性は この辺にあったんだと思う 最初は
で 『地球は・・』の次に『美しすぎて』をシングルリリースした
『美しすぎて』も『地球は・・』の延長線上にある曲だった
歌詞(by山上路夫)はベタなのに しっかり“ガロ・ワールド”だった

その“B面”に入っていたのが『学生街の喫茶店』だったが
こっちが有線とかで火がついてヒットしA面⇔B面となってしまう
ここがガロの分岐点となり 以降は大衆迎合路線をたどることになる
アリス と かぐや姫 を足して二で割ったような路線だ
ガロ・ワールドに大野真澄の野太い声は似合わないし
くさい歌詞のラブソングを“それっぽく”歌われても白けるだけだ

“添え物”だったはずのB面が大ヒットしてしまったことで
彼らの稀有な音楽性も そして人生さえも大きく変えてしまった

好きだったのになー


2010.03.27:tnw

HOME

copyright/tnw

powered by samidare