FPのひとりごと

▼脱サラ物語K

サラリーマン時代は
社長とか専務とか取締役という肩書きに単純に憧れていた
それは会社の規模が大きくなればなるほど 見果てぬ夢 だから

実際に社長になってみて『社長!』と呼ばれると
ちょっと照れくさかったが 悪い気はしなかった
大企業の代表も従業員なしの会社の代表も同じ社長だ
しかし
こんな不安定な地位もない
社会的・法的な保護は 全くないと言っても過言ではない
会社を潰してしまったら 翌日からは確実にルンペンだ
社長は資本主義の恩恵を最大限受けることができるが
逆に資本主義の淘汰の厳しさも一身に浴びることになる
世の中 自分が夢見ているほどに甘くはない・・・

とはいえ 迷走から目覚めた我が社は
生保を営業の中心に据えることによって
経営状態が安定し始め 2期目は黒字を計上した
3期目には FP業務を加えることによって業態を広げ
10桁は失敗したが 9桁の資産運用まで手掛けることができた
経営の余裕が時間的余裕を生み 大きい“仕掛け”ができるようになる

経営そのものが おもしろくなっていった頃だった 

2010.03.06:tnw

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