FPのひとりごと

▼脱サラ物語H

自分が保険会社(損保)の社員だった頃
独力で損保(一般)を年間1,900万も増収する代理店はなかった
(この部分には多分に自慢が入り込んでます! 勿論事実ですが・・)
法人を中心にというか法人だけにターゲットを絞って営業したので
決まれば数字は大きかったっが“勝率”は低く まだ余力はあった
しかし損保は どうしても自動車保険中心になってしまうが
取れたら取れたで事故処理やら細かい異動処理やらで時間も取られた
しかも月払い等の分割払いが多く 代理店の収入も細切れになる
大口契約を取っても 決算期末に近いと当期の収入には殆ど寄与しない

ある日 損保は儲からないことに ハタと気づいた
それに比べて 生保はズドーンと儲かり メンテも殆どいらない
同じパワーを注ぐのであれば 断然 生保だと思った
それまでは損保を切り口にして企業に切り込んだが やーめた!
ということで 生保をメイン商品にして切り込むことにした

生保を法人に販売するには 法人の財務・税務に精通せねばならない
付け焼刃では絶対通用しない世界であるのはわかっていたので
座学だけでなく税理士事務所とのタイアップでレベルアップを図った
ときには 税務署の担当官に個別の経理処理につき直接尋ねた
そんなことをしているうち 法人の財務・税務に強くなり
税理士事務所の職員や先生から個別の案件で教えを乞われるレベルになった
私は個別の案件で揉まれながら悩みながら自分で解決して強くなっていった
まあ いわば“現場たたき上げ”だ だから実戦にはめっちゃ強い
世に『リスクマネジメント』なるアカデミックな企業攻略法がある
保険会社時代に勉強させられたし 資格も取らされた
でも 残念ながら実戦に役立つことは殆どなかった

『事件は会議室で起きてんじゃない 現場で起きてんだ!』

青嶋君 なかなかいいことを言うじゃない
現場で泥にまみれて格闘しなければ ほんとのことはわからない



2010.03.03:tnw

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