FPのひとりごと
▼脱サラ物語F
2月の末のある日
S君がポロっとやって来た
型どおりの営業の話をした後
彼が 『実は・・・』 と話を切り出した
『数ヶ月前に ある会社の社長から本社に連絡があって
決算(2月)で黒字が予想されるので保険で節税したい
ついては最寄の営業所から連絡がほしいって言ってきたんです
私が担当になり連絡を入れたが本気なのかどうかわからないし
当時はめちゃくちゃ忙しかったんで無視していたんです
でも今月(2月)になって思い出して連絡してみたら本気だったんです
で 社長(私)のところで扱ってもらえませんか?』
『・・・・・』
意味がわかるまで若干の時間を要したが
要は 法人の大型契約を“ごっつぁん”できるということだった
扱ってもらえませんか なんて そんな しがみついてでもやります
その後の代理店業務は当然ながら完璧にこなし契約が2月中に成立した
当時の我が社にとっては 宝くじが大当たりしたみたいなもんだった
正直ありがたかった 涙が出るぐらいありがたかった
そして “会社が持つ”という確信を持てた瞬間だった
2010.02.28:tnw
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