FPのひとりごと
▼恋の鞘当?!G
最初に“転職”した○×出版は出版社の仮面を被ってはいたが
飛込み営業 ローラー営業 ドブ板営業 を教える“虎の穴”であった
タイガーマスクを散々苦しめたように反則技(スレスレ?)も教え込んだ
反則も厭わぬ苦しいトレーニングと厳しい実戦に耐えることができず
大量の脱落者を毎日のように出していた
我が50人弱の同期は 半年後には私一人しか残っていなかった
でも そんな過酷な環境で何とか生き延びていた連中には
男女を問わず強い連帯感があり かなり濃い人間関係が形成されていた
そりゃそうだ 地べたを這いずり回るような地獄の営業の同士だもの
みんな若かったし営業所の裏庭は新宿3丁目 遊ぶに事欠くことはない
仕事は仕事と割り切って 安月給を工面して徒党を組んで飲みにいった
その日も最初は7〜8人で飲みに出たはずであったが
終電まであとわずかという時間になって残っていたのは3人だった
女の子の中でも一番仲のよかったAちゃんとBちゃん そしてオレ
一番遠距離だったオレ 次に乗り継ぎがOUTのAちゃん 終電OUT!
オレはサウナに泊まる って言ったのにBちゃんが私んちに行こうって
Aちゃんもオレも拒む理由もないので 『よろしく!』と
さて寝るか となって 問題が発生した
布団が一組しかないんだって(後に噓だということが発覚・・)
どないすんねん 恋人同士で“しっぽり”ならわかるが
友達関係の3人で 女2男1の三つ巴 フォーメーションは?
女子二人でヒソヒソやって オレはなんと布団のど真ん中に!?
ということは必然的にAちゃんとBちゃんが両サイドに寝る
小さいせんべい布団だから密着しないと両サイドは落っこちる
それだけが理由なのか?やけにグイグイと押し付けてない? 身体を
この夜も 悩める夜になったわけで・・・
2010.02.17:tnw
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