FPのひとりごと
▼恋の鞘当?!C
若い女の子が『泊めて』というには
まして顔見知り程度の間柄なんだから
なにがしかの明確な目的がなきゃおかしいんだが・・
彼女はなんの意思表示もしない
なんだか表情もこわばってるような気がする
もっとも 当方も“ハラホロヒレハレ”状態なんで
彼女の真意・目的を正確に見抜くことなど無理ではあったが
“攻め”てるときは電光石火の早業で・・・なのに
“受け”てるときは恥ずかしながらこんなもん
とにかく寝ていたベッドを彼女に明け渡し
散らかっている床を“整地”し座布団で寝ることにした
事情を聴かねば “ナニ”もできないので
『どうしたの? こんな時間に』
『ごめんなさい・・』
『なんかあったの?』
『・・・・・』
てんで会話にならない
攻めてばっかりいたんで女心の機微などまったくわからない
なんどか獣になりかけたが(ちょっとはあった)理性が邪魔をした
時間も時間なんで わけもわからぬまま寝入ってしまった
翌朝(たぶん7時頃)目を覚ました
座布団に寝てたんだから昨晩のことは夢ではないようだ
ベッドを見ると彼女はもういなかった
部屋が見違えるほど片付いていて朝食までつくってあった
朦朧とした頭の中で記憶をつなぎあわせたが 結局??だった
食卓に四つ折の紙片が置いてあった
『ほんとにほんとにごめんなさい
実は○○君が浮気をしたんです △△ちゃんと
悔しくて悔しくて・・
でも○○君のことは大好きなんで
ちょっとでも振り向いてもらうために
外泊の実績をつくりたかったんです
NABEちゃんならなにもしないで帰してくれそうなんで
ごめんなさい
また店にキテネ』
冗談じゃねーよ! アンパイ(安全牌)かよ オレは!!
『店にキテネ』 って言われたってねー
○○君も△△ちゃんも業界仲間だしともだちだぜ もう!
なんだか うやむや で むらむら のまま時は過ぎていった
でも この後が“生き地獄”であった
2010.02.13:tnw
⇒HOME
copyright/tnw
powered by samidare