FPのひとりごと

▼ジンジョーじゃねー!C

TOYOTAのブランドイメージが揺らいでいる
土台から グラグラと揺らいでいる かなりの激震だ

いま名実ともに世界に誇れる日本のブランドっていくつあるんだろう
TOYOTAは自他共に認める世界的ブランドの一つだった
ハリウッド映画にも『ソアラ』や『タンドラ』はよく登場していた

トヨタの車は面白味がない というのが私の長年の思いだ
ウィルVi  MR2  ヴェロッサ・・・・
ときどき いろんな意味で“らしくない”車をつくるが
余裕の表れというか趣味の領域みたいなもんで本筋ではない
やっぱり カローラ コロナ クラウン という系統が本流だ
でも クラウンなんか乗っていてなんの興奮も味わえない
すべての面で文句のつけようがないイイ車ではあるのだが
通知表がオール4で如才のない優等生だ 親友にしたいとは思わない
でも逆を言えば 誰とでもそこそこつきあえる“イイ人”ではある
そこがトヨタの“売り”で 尖ってない八方美人を目指した
だから当然のように車としての面白味は弱点として犠牲になってしまう

今回のリコール騒動で“イイ人”のイメージが根底から崩れてしまった
こいつと付き合っていたら無難でトラブルはないと思っていたのに
暴走を自分で制御できないし そのことを友達に黙っていた
当然ながら 友情や信頼関係は音をたてて崩れていく

あのトヨタがなんで? という思いが強いのは私だけではないと思う
優秀な経営陣と従業員が幾多の危機を乗り越えてきたのに
まさか安全性でケチがつくとは まったく想像だにしなかった
リコール自体は どんなメーカーにもついて回るものだけど
リコール件数が年間販売台数を超えてしまうという異常事態
さらにいまやポイントゲッター的な存在のプリウスまでが怪しいとは
どうしてしまったんだトヨタよ!


“世界一”という誘惑が危機管理体制さえ骨抜きにしてしまったのか

トヨタだけではなく日本経済そのものが尋常ならざる事態に陥っている





2010.02.06:tnw

HOME

copyright/tnw

powered by samidare