FPのひとりごと

▼実力者“Oさま”

今日の読売朝刊の『編集手帳』がめちゃおもしろい

遊女が自分にいれあげる二人の“七さま”(七兵衛 七郎衛門)を
手練手管でたぶらかすために腕に“七さま命”と彫った話を例にとり
鳩山首相は“Oさま命”と彫ってあるかも・・ と

Oは普天間問題の最大の犠牲者 沖縄(県民)の“O”

目下 同盟をめぐりキシミが出始めている米国大統領オバマの“O”
一方で沖縄県民に配慮した風に装い
もう一方で辺野古移転も排除しないという
まさに“Oさま命”の如き“目くらまし”&“たぶらかし”だ

鳩山さんが“ひとがいい”のはまちがいあるまい
さらに “育ちがいい”のも誰の目にも明らかだ
こんなことをいうとなんだが
彼は殴り合いの本気の喧嘩をしたことがないんじゃないだろうか
そういう場面に遭遇しても 逃げたか丸く収めたかなんだろう
だから習性でガチで他人とぶつかりあうこと避けているような気がする
で 結果として玉虫色発言を繰り返す八方美人となる

戦場では 最小限の命を犠牲にして 最大限の命を救えるような
ある意味 非情ではあるが毅然とした決断が下せる上官がベストで
鳩山さんのような優柔不断な上官では全滅のリスクが高くなる
(五木寛之と野坂昭如の対談集でどっちかが言ってた)
“Oさま命”で相手の気をつないでいられるうちはいいけれど
アメリカの堪忍袋の緒が切れたらどうするつもりなんだろう
いまだって 北朝鮮がミサイルぶっぱなしてきたときに
本気で米軍が日本を助けてくれるか多少の疑問が残るぐらいなのに
米軍がそっぽを向いたら 日本の防衛戦略など“ない”に等しい

ハネムーン期間(政権成立から3ヶ月)も終わった
内憂外患で問題も山積だ 難問だらけといってもいい
平和の象徴である『鳩』の顔も政治には必要だ
でも今は『鷲』や『鷹』の顔が必要な局面だ
鳩山から鷲山か鷹山に改姓するぐらいの気合でやらねば
この難局を乗り切っていけるような気はしない

それには仲間内の“Oさま”の横暴を許してるようじゃ全然だめだ
あの恫喝を得意とする“Oさま”を一喝するぐらいでなければ
とても米国の“Oさま”と対等に対峙することなどできない

さて いつ『Oさま命』が『Oさま上等!』になるのか・・・

なんねーだろうなー
2009.12.16:tnw

HOME

copyright/tnw

powered by samidare