FPのひとりごと
▼トラウマD
MRIという医療機械がある
磁力でもって身体の断層写真なんかを撮る機械?!
MRIの経験があるなんて人はかなりの少数派
中高年に流行の“脳ドック”以外では
身体になんか“問題”でもなければまず経験しない
我が親友は なんかの検査でMRIを経験した
彼は“閉所”に固定されて閉じ込められ
パニックを起こし 検査を途中で中止してもらったと言う
まったく自覚はなかったが どうも閉所恐怖症だったらしい
その話を聞いて
自分も“状況”を勝手に想定してみた
“人型”のプレス機のようなものにはさまれ
暗い閉所に身動き一つできないで固定される
想像しただけで呼吸困難になり脂汗が出そうであった
ああ こりゃ俺もだめだ と思い込んだ このとき
“事故”の翌日 意識がまだ朦朧としているとき
ドクターから『MRI!』という言葉が発せられた
朦朧とした意識の中でも 我が危機管理システムが自動的に起動した
家内が言うには デタラメを並べてMRIを回避しようとしたらしい
以前MRI検査を受けて(←ウソ)パニクッた だから やめて と
ドクターもあまりの迫力に麻酔を投与してのMRIになった(らしい)
これが私の初MRIだったが なんの記憶もない
1ヶ月後くらいに もう1回MRI検査をすることになった
もうウソは通用しないし エエ歳こいて『ヤダ!』とも言えない
でも内心は いやでいやでしょうがなかった
どのタイミングで“ギブアップ”するかをいつも考えていた
が
ついに その時がやってきてしまった
憂鬱の絶頂を迎えていた
2009.12.03:tnw
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