FPのひとりごと
▼“矢切の渡し”と私・・@
昨夜 NHK BS2で
ちあきなおみ の特集番組を見た
見た といっても終わりの15分ぐらいではあったが
いやー感激してしまいましたねー
その歌のテクニックとソウルと生き様に
ちあきなおみ
知らない人が ほとんどだと思う
そりゃそうだ
私が小学校低学年の頃に最初にブレークした
『四つのお願い』とか『X+Y=LOVE』などという
ムード歌謡でもコミックソングでもないジャンル不明の局を
独特の粘っこいグルーブ感・表情・フリで歌っていた
コロッケがデビューの頃にやっていた“ものまね”そのものだった
コロッケがオーバーに演技すればするほど似てくるんだから
それだけパフォーマンスの“濃さ”が強烈であったということであろう
だいたい
♪♪ X+Y X+Y イコール LOVE イコール LOVE
LOVE LOVE I LOVE YOU! ♪♪
これが“サビ”んとこの歌詞だよ!?
曲調を明るく(馬鹿っぽく)アップテンポにアレンジしたら
AKB48あたりが歌ってても全然違和感がない気がする
それをピッチピチのタイトなドレスに身を包み
場末のスナックのママのような厚塗りの年齢不詳の女性歌手が歌う
今思えば実にシュールなシチュエーションなんだが
当時はそれがウケたのかどうか??だがメガヒットした
でも どちらかと言えば“色物”系統ではあった
それが
徐々に本来の実力派としての片鱗を見せ始め
『喝采』での日本レコード大賞で花開く
私はまったく興味を覚えなかった 彼女には
ビジュアルもあるが 共感できるものがなにもなかったから
それが
学生時代に聞いた“矢切の渡し”で興味を持つようになるのであった
2009.11.15:tnw
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