FPのひとりごと
▼生と死の境界線@
今月の25日は私の3回忌だ
半分冗談 半分本気でそう思っている
私の生と死の境界線は
当日の気温と私の軽装と“諦め”だった
氷点下近辺の畑で氷を枕にジャージ上下で一晩横たわる
普通なら 凍死で絶命していて全然おかしかない
実際 救急の医師からは体温が27℃だったと言われた
立派な?低体温症だ
なのに なぜ死ななかったんだろう
一つは 低体温症になったことで新陳代謝が低下し
カロリー消費が抑えられ体力が温存できたこと
ちょうど熊やヘビの冬眠のような状態であったことのようだ
軽装と低温が役立ったなんて なんとも不思議な感じがする
もう一つは 諦め
なにを諦めたって・・ 生を諦めたってこと
動かない体を必死に動かそうとしていた数時間
我が身の置かれている状況を客観的に判断し
最期ぐらい安らかにと思って 閉じたまぶた・・
逆に朝まで寝ないでもがこうとしていたら
それは最後まで生に執着していたらということと同義になるが
その分だけカロリーを消費してしまい凍死していたかもしれない
生を諦めたことが 逆に生につながった かもしれない
不思議を通り越して あの夜見た満天の星空の向こうにいる
“人知を超越した存在”の思し召しとしか思えない
第一幸福丸で救出された3人を見ていても
生と死の境界線は 人知を超えたところにある としか思えない
2009.11.03:tnw
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