FPのひとりごと

▼こっくりさんの真偽A

放課後の理科室に
ニキビ面の男子高校生が3人
真剣な眼差しで紙の上を動く十円玉を凝視している
今となればかなり笑えるシーンだが当時はリアルだった

私は右手の人差し指を置いていただけで動かしていない
親友も“事後処理”失敗での“たたり”を真剣に心配していた
こいつもかなりの確率で“シロ”だ
犯人がいるならNだ 見てくれも言動も元々怪しい

しかしだ
奴が自分に有利になるような質問をしていない 我々は

『あなたは男ですか女ですか?』

『1999年に地球は滅びるのですか?』

荒唐無稽な質問に“こっくりさん”もさぞや迷惑なことだったでしょう

ちなみに“おこたえ”は

『 お ん な 』

『 い い え 』  だったかなー だったような気がする

いずれにしろ くだらない質問のほとんどが俺からだった
それに Nには即答する理由と才能がない(N君すまん!)
さらに 親友の結婚相手の名前を聞いて
苗字ははずれたが 名前がBINGOだったことを
約10年後に知ることになるわけで
こうなると誰かが動かしたとすれば そいつは霊能者(もどき)だ
逆を言えば 3人とも動かしていない 動かす理由がない

となると これはなんなんだろー
2009.10.13:tnw

HOME

copyright/tnw

powered by samidare