FPのひとりごと
▼青春のキネマB
当時の我がチームは
守りはゾーンディフェンス 攻めは速攻
これだけが決まっていて あとは適当
いまのスポ少のチームにも勝てないだろうね
だけど 当時はそれでも市内では無敵だった
そんなチームでの活躍に“僕”は青春を賭けていた
クラスでも“くそまじめ”で優等生の僕は浮いていた
学級委員とかの選任となると格好の的となってしまった
当時は学期ごとに選ばれていたが毎年必ず1回は選任された
そして その延長で悲劇は起こってしまった
何処の中学校にもある生徒会の役員が改選期を迎えていた
1年の3学期あたりではなかったろうか
新2年生から副会長を一人選ぶことになっていた
僕は生徒会などまったく関心がなかったのであるが
自分から手を上げる候補者が現れず
クラスから候補者を推薦することになった
生徒会は生徒の自治 候補者がいなけりゃ廃止すりゃいいのに
学校としての体面があったんだろうねー
で よしゃーいいのに僕が候補者にさせられてしまう
選挙運動もどきもあり ポスターを張ったりさせられた
やりたくないのに 自分で手を上げたことにされ
選挙運動までさせられる 心がねじれたのは言うまでもない
そして なんの因果か 当選までしてしまう・・・
部活にとって2年生が一番大事で伸びる時期であるのは言うまでもない
その2年生で 僕は生徒会の仕事で時間をとられ
部活にほとんど行けなくなってしまうのである
僕以外の役員はみんな文化部で 僕の気持ちを理解してくれない
『なんで立候補してまでなった副会長の仕事を一生懸命しないの?』
と真顔で詰問されたが そんなもん答えようがない
僕は とことん まいってしまっていた
2009.09.28:tnw
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