FPのひとりごと

▼青春のキネマ@

  青春のキネマ・・・??

私 確かに同世代の人々と比べたら
数多くの映画を観てきた方だとは思います
多いときだと 週1本ペースでは観てたからなー
でも だからといって映画論をぶちあげるほどのものではないし
だいたい観るはしから内容を忘れていくし 才能も勿論あるわけない
じゃ 一体なにを言いたいのかって?!

それは 私がなぜそんなに多くの映画を観るに至ったかのプロセス
それをたどりながら 我が青春の蹉跌に思いを致してみたい
そんな思いがこもっていると思っていただけたら幸です
(思い 思いって ちょっと重いねー・・)


子供の頃 市内には2軒の映画館がありました
駅前の『菊水館』とヨークのところにあった『ときわ館』
末期には両館とも“ピンク系”オンリーになりましたが
全盛期は邦画も洋画もきっちり封切られていました
私 幼稚園児の頃から映画を観ておりました
早熟なんじゃなく 母親の日活映画につき合わされてたんです
赤木圭一郎 小林旭 浅丘ルリ子 今でも瞼に焼き付いております 
“園児”だから当然途中で飽きるんですが
お菓子や“大判焼き”で母親にだまされていました

菊水館は当時でもかなりのレトロな映画館でした
2階は畳敷きだったような気がします(記憶違いかも)
天井に大きな扇風機があってゆっくり回っていた(かな?)が
その天井にヒビが入っていて 子供心に怖かった かなり
当時は1本のフィルムで1回の上演をまかないきれず
フィルムの差替えというのが必ずあった
だいたいは“いいところ”で1本目が切れて
映画館は観衆のブーイングを浴びるのであるが
映画館の方も慣れっこで“淡々と”差替えをしていた
“2本目”が始まると観衆から思わず拍手が沸いていた
音が途切れたり 映像が乱れるのはしょっちゅうで
そんなこともすべて折込済みでの映画鑑賞であった
懐かしいなー・・・

おおっと 懐旧の念に浸ってる場合じゃなかった
“青春の蹉跌”について語らねば・・・

2009.09.26:tnw

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