FPのひとりごと

▼事実は小説より・・

TVでドラマを見なくなって
もう何年(何十年)経つんだろうか
最後にちゃんと見たのは『金妻』かなー
それとてうつろな記憶で 定かではない

昔はよく見ていた
娯楽がめっちゃ少なかったこともあるが・・

 『傷天』 『前略おふくろ様』 『悪魔のようなあいつ』

大げさではなく 自分の人生に大きな影響を与えた番組だ

『悪魔のようなあいつ』は沢田研二が主役で
3億円強奪事件の犯人を演じたドラマだったが
沢田演じる主役の男の刹那的な生き方がカッコよかった
ショートホープの空箱を壁に並べダーツの的にしていた
“ショート・ホープ”だぜ 英語的には無意味なのかもしれないが
“少ない望み”をダーツで射抜く 『ジュリー!!』 COOL!
我が4畳の部屋の壁に“ショッポの箱”を並べたのは言うまでもない

『俺たちの旅』なんかもそうだが
このころは 自分とドラマがシンクロしていた(と思っていた)
自分の生き方とドラマが同時進行しているような感覚だった
受け手の若さも感性もあるが 作り手にもそれを意識しているところがあった
良くも悪くも“時代と寝てやっている”という感覚があった

時代も変わったし 自分も変わった
人生が忙しくなってきて ドラマ以上の経験も積むようになって
ドラマの“うそっぽさ”や“わざとらしさ”が鼻につくようになる
なんだか”底の浅さ”が見えるような気がして耐えられなくなる

 『事実は小説より奇なり』

誰が言ったのかは知らないが 年齢を重ねれば重ねるほどそう思う

 
2009.09.23:tnw

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