FPのひとりごと

▼ごく私的な好き嫌いB

確か大学“4年目”あたりのある日だった
大型家電店の“テレコ”コーナーで“出会った”
我が人生の中でもかなり衝撃的な出会いだった

サザンオールスターズの『勝手にシンドバッド』だ

聞いたこともないようなアップテンポで
早口でよく聞き取れないような歌詞を
歌うような 喋るような 唸るような・・
意味不明だが 妙に“ノリ”がよくて心地いい
いま思えばサンバのノリに近いような
国籍不明 ジャンル不明 意味不明の曲だった
一歩間違えば“色物”になるところを
なんとかポピュラーとして踏ん張っていた
タンクトップに短パンというのも怪しさを助長した
とにかく なんだかわけもわからんうちにハマっていた

2曲目の『気分しだいで責めないで』は駄作だった
関係者に無理無理つくらされたということだったが
『勝手に・・』の二番煎じにしか見えなかった
なんだ一発屋かと思っていたら 次が『愛しのエリー』
これは グッときたねー
『勝手に・・』との落差が凄い分 才能も感じられた
『愛しのエリー』は自分の当時のシチュエーションともオーバーラップし
大げさに言えば 一生忘れられない1曲になっていた

ブレークする数ヶ月前 私と友人で石野真子を追っかけ
新宿音楽祭の山車で“生”石野真子を堪能していたとき
同じ山車の上に 演歌歌手やアイドルに混じってサザンがいた
全員がタスキがけで 10t車の上で手を振っていた
一生懸命手を振っていたが 誰からも拍手も声援もなかった
だってどう見たって コミックバンドにしか見えないんだもん

それが あのサザンだったなんてねー

んんんん アンビリーバボー!!




 

 
2009.09.13:tnw

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