FPのひとりごと

▼言うよねー!?B

このところ 立て続けに3件も
生命保険の“更新”に関するご相談をいただいている
更新に関するご相談はよくあることなのだが
今回は 3件が3件とも“最後の”更新に関するご相談
クライアントの年齢は50代初〜60代中盤と多少の開きはあるが
いずれも“保険会社の事情”で最後の更新を迎える方たちだ

更新型の生命保険については 従来からその“功罪”について
いろいろな論議があり マスコミにも取り上げられてきた
このことについて書き出すと 1冊の本が書けるくらいなので
ことの詳細については また別の機会にしたいが
少なくとも最後の更新の案内には“罪”がいっぱい詰まっている

更新型というのは その名の通り10〜15年で契約が更新される
短期契約なので 若いときは安い保険料で大きな保障額にできる
考えてみれば リスクが低いんだから当たり前のことだ
ところが 中高年の領域に入ってきての更新はきついことになってくる
保険料の算出が更新時点での年齢でやられるので
メタボ真っ只中の中高年ではリスクが跳ね上がり
更新契約の保険料もバーンと上がってしまう
もともとこういう制度なんだからしかたがない
しかたがないんだけど現実に突きつけられる保険料を見て
ただ唖然としてしまうしかない だってすごいんだもの
今回の3件では更新後の保険料が 現状と同条件なら
今までの保険料の2倍前後!!に跳ね上がる
デフレ?なんて言われてる時代に同じ物の値段が倍に
アパート契約の更新で こんなことをしたら入居者がいなくなってしまう
でも保険の世界では さも当り前のように平然と請求してくる
健康体ならまだいい 新規でやり直す手もまだ残っている
でも 持病があったり保険金の給付を受けてしまっていたら
新規で入り直すのはかなり困難で 言われるままに契約するしか
自分の身を守ることができなくなってしまう

“理不尽”  の一言!!

なんとかしてあげたいのに なんともできない
そうならないように ご相談はどうぞ早めに!
2009.09.03:tnw

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