FPのひとりごと

▼永遠の少年A

稲垣足穂という作家がいた
残念ながら著作を読んだことはないが
週刊誌などに褌姿で現れる怪しいホモのおっさん
そういうイメージが私の中では定着していた
実際『少年愛の美学』という著作もあり
ちょっとデンジャラスな匂いがプンプンしてた

ところが
五木寛之の対談集『箱舟の去ったあと』で
五木寛之と対談している内容を見て
その生き方はかなり破天荒ではあったが
芸術家 作家としては特異な才能を発揮した人であることを知った

紫式部 ナイチンゲ−ル ジャンヌ・ダルク
この人たちはもちろんれっきとした女性で歴史上の“女傑”です
稲垣はこの人たちを“美少年的女性”“A的女性”だという
宇宙感覚がこしらえたのが“A感覚”なんだそうで
こういうふうに来られると もうお手上げですが
でも 女性の中の“少年的”な部分という感覚はよくわかる
私は“生臭い”女が苦手だ
代表選手は叶姉妹 苦手を通り越して嫌悪感になる
あそこまでいかずとも いかにも“女”というのは生理的にだめだ
逆に 木村カエラ とか 椎名林檎 とかの
ボーイッシュで骨っぽい生き方をする女性に魅力を感じる

あれれれれ
稲垣足穂とその辺の感覚が一緒やん
稲垣は14・5歳ぐらいまでは美少年的少女がいるが
そこから文化的なことに繋がっていったり“性倒錯的傾向”の抑制によって
前記3人のような女傑が生まれてくると言っている
当時とは状況が一変してしまい性倒錯のハードルも下がってしまったが
言わんとしてることはよくわかるし 美的感覚は一緒だ

誤解のないように言っておきますが・・・

私は ノンケ・ストレート です  為念


2009.08.15:tnw

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