FPのひとりごと

▼永遠のマドンナE

夏休みに親友が東京から遊びにきた
さっそく○梅に連れて行った
親友もK子さんを見たとたん“秒殺”された
そりゃそうだ あの美しさに抵抗できる男はいまい

その日は高校の同級生も連れて行ったが
こいつはK子さんに酔ってしまったのか
最初からオーバーペースで泥酔状態
閉店前に介抱も兼ねて近くの喫茶店に寄った

そこで 私と親友でK子さんを店外デートに誘ってみることに
若さと酔いが手伝ってのことだが もちろん“玉砕”は覚悟の上
“赤電話”でおそるおそるお店に電話
3人(一人は瀕死状態)の学生の無謀な要求に
K子さんは優しく対応してくれた
そして なんと なんと 来てくれると言う
天にも昇る気持ちとは こういうこというんだろうねー
はらはらどきどきのまま時が過ぎる中に
K子さんがこぼれんばかりの笑顔で現れた
薄暗い店内が急にぱっと明るくなった
店中の男の視線がK子さんに集中した
K子さんが向かいのシートに座ったときには
私の身体は無重力のように浮いていた おそらく親友も

店の中でのK子さんは かいがいしく働いていて
どちらかというと凛とした美しさを感じるが
店の外というか普段のK子さんには溌剌とした美しさがあった
そこで我々“二人”は夢のような時間を過ごすのであるが
いま思えば かなり不躾で失礼なことをあれこれ聞いてしまったのだった
2009.07.19:tnw

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