FPのひとりごと

▼永遠のマドンナB

フワフワと地に足がついていない状態で
店の中に入りました
客の入りは中程度だったような気がしますが
正直 あんまりよくは覚えていません

『いらっしゃいませ』

厨房の方から 声がかかりました
あー あの笑顔が 私の目の前にありました
夢見ごちのまま 吸い寄せられるように
彼女がいる厨房に近いカウンターに座りました

何も言えずに ぼーっとしていると
なんと 彼女が僕に声をかけてくれました

『このあいだ お見えになってらっしゃいましたよね』

声をかけてもらっただけでもうれしくて舞い上がってるのに
自分のことを覚えてくれていた もう天にも昇らんばかり!

『何になさいますか?』

『ビ ビール!』

これが記念すべき初めての会話でした

そして ここから僕とマドンナの物語が始まったのでした
2009.06.19:tnw

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