FPのひとりごと
▼永遠のマドンナ@
他人に自慢できることではないが
面の皮の厚さは相当なもんである
自分の会社の礎は“飛び込み”セールスでつくった
今でも“飛び込む”瞬間はワクワクする
東京で学習辞典のセールスをしていた頃は
ゼンリンの地図1ページ分のコピーを渡され
1軒1軒しらみつぶしに回った
当時はそれを『ローラーをかける』などと言ってたが
要領の悪い新人の頃は 文字通りローラーをかけて
交番だろうが郵便局だろうが事務所だろうが
追っ払われようが相手にされまいが水をかけられようが
地図内の建物を片っ端から消しこんでいったものだ
川原の石の中からダイヤを探す仕事と割り切っていたので
飛び込みや断られることに別段なんの感情も持たなかった
そんなことを1年も続けていれば面の皮も厚くなるはずだわな
そんな私が 1軒の居酒屋を前にして
小一時間も立ち尽くしていたことがあった
入りたいのに どうしても入れない
引き戸に手をかけては 手を引っ込めて
人が通れば ちょっとその場を離れてみたりして・・
そんなことを 延々と続けていた
なぜに?
引き戸の向こうには 私の永遠のマドンナがいたのでした
2009.06.16:tnw
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