FPのひとりごと
▼月とスッポンA
辻井さんは 生まれつきの全盲です
でも視覚を失ってしまった代わりに
超人的な聴覚を与えられた(神から?)
それが彼にとって幸福なのか否かは
ご本人にも判断のつきかねることなんでしょうが・・
我々他人は あの才能に触れることができるという
このうえない幸福を与えてもらったことになる
彼を障害者と言っていいものかどうかだが
大きなくくりで言えば視覚障害なんだろうから
我々と仲間なんだと言うことになる
なんだかとってもうれしい気持ちになってしまう
まだまだ精進して大輪の花を咲かせてほしいものだ
彼は失うものがあって 得るものもあった
ところが 我々みたいに人生の中途で障害者になった者には
失うものは山ほどあったのに 得るもの?なにがあったんだろう
いままで気付かなかったことへの“気付き”これは確かにあった
親 兄弟 親族 友人 なにより家族の愛情と大切さ
あって当り前だと思っていたもののかけがえのなさ
それを 障害が気付かせてくれたことはまちがいがない
でも
なにか辻井さんのように飛びぬけた才能が開花するなんてことは
自分の周りの“中途障害者”を見ていてもまったくない
んーーー わがままは言わないから なんか1個ぐらい才能頂戴!
音楽の才能なんていいねー ああ 印税で楽して暮らしてみたい
しかし あれだなー
なんか自分で言うのもおこがましいが 話がうまくなったような気がする
元々あつかましい性格なので 緊張するなどと言うことはなかったが
車椅子で話をすると 目線が聴衆とかなりずれてしまう
なので 聴衆の顔が見えない=クールに理路整然と話せる
こんなことぐらいかねー “得た”ものは・・・
・・・辻井さん並みとは言わないから なんか才能をください 神様・・・
2009.06.12:tnw
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