FPのひとりごと
▼裁判員制度に思うB
ある刑事事件で
検察側の提示した証拠が
被疑者の目撃証言しかなかったとしよう
たまたま事件現場に居合わせた目撃者が
加害者の顔を目撃していたというケース
警察が被疑者を逮捕・送検して取調室へ
そこに目撃者を呼び マジックミラー越しに
被疑者の顔を見て犯人かどうかを判定してもらう
和歌山カレー事件も物的証拠はなく
被告がカレー鍋に近づいていた?とかなんとかという
目撃証言が証拠採用されていたような気がするが・・
目撃した人物が木村拓哉や藤原紀香だったとしよう
まー世の中にはよく似た人はいるので
それでも100%とは言えないと思うが
でも 間違える確率はかなり低い と思う
でも そのときほんの一瞬だけ目撃した初対面の人を
普通の人間は ずーっと覚えていられるのだろうか
私は営業職が長いので 顔と名前を間違わないように
常日頃から 一生懸命努力している つもり
でも まったく誰やら忘れてしまったり
AさんとBさんをとっちがえてしまうなどということは
誠に申し訳ないが いまだにしょっちゅうある
加齢によりところも大きい(言われる前に言っとく!)
最初;『んんん 似てるような 似てないような・・』
取調官;『よく見て! あのときの犯人じゃないか!』
次;『そう言われれば そんな気もしますが・・』
取調官;『あなたの目撃証言にかかっているんです よく見て!』
次の次;『・・・・・・』
取調官;『彼を見たんでしょ!』
最後;『そんな気がしてきました』
これは私が勝手に作ったシーンではありますが
現実にこれに似たケースが実在することも知っています
こんなケースでこの目撃証言が“鉄板”になり
公判で証拠採用され 被告人が有罪になってしまう
『あると思います』
刑事裁判と言うと 被告人を裁くということがクローズアップされますが
前にも言ったように 被告人が相手にしているのは国家権力なんです
裁判員には 被告人の人権を守り 国家権力の横暴からも被告人を守る
そういう役割も担ってもらわなければならんのです!
『思い込みは敵!!!』
いやー ほんとに そこんところよろしくたのんまっせ
2009.06.04:tnw
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