FPのひとりごと
▼さらばアメリカ
オバマが言ってきたことと やってきたことで
どこぞの首相のような大きなブレはない
でも 大きな成果やそれを予想させるものもまだない
グリーン・ニューディールなどは
時間も金もかかるからしょうがないとしても
失業率の急上昇にどこかで歯止めをかけないと
せっかくの国民の支持を急落させかねない
GMの救済 これも公約ではあったので
政策のブレとは言えないが これどう考えてもおかしい
元々はUAWが民主党の大きな支持基盤だから出てきた話で
政府がいくらデカイとはいえ一民間企業を直接救済することなどありえない
心情論 感情論を排すれば救済すべきは金融機関のみである
リーマンも論外ではあったが だからといってリーマンを潰して
GMを救済することに なんの合理性もない
それどころか 業界との癒着ととられても反論の余地はない
日本でトヨタが経営危機に陥っても政府が救済する理由はない
ダメな企業は市場というリングから去っていく
それが 資本主義の大原則でしょう
でなけりゃ毎日毎日破綻してる企業をすべて救済しなけりゃ理屈に合わない
破綻の悪影響があまりにも大きいからと言われてるが
じゃあ無理無理国営化までして潰さないで残して
あの自動車メーカーに明るい未来はあるの?
元々 この経済危機がなくても製造部門の巨額の赤字を
自社のファイナンス部門で穴埋めしていただけの会社
米国のバブリーな消費構造に悪乗りして延命していただけの会社
こんな会社に明るい未来などあるわけがない
そんなところに巨額の税金を注ぎ込む・・・
なんだかんだいっても いま世界の救世主はオバマ
彼しか考えられないし カリスマの一端も見え始めてきている
その救世主が間尺に会わないことで足を引っ張られ
“退場”してったら どうなっちゃうんだろう世界は
GMみたいな腐った会社を救済することなど即刻辞めて
為政者の王道を胸を張って歩いてもらいたい・・切実な願いです
2009.06.01:tnw
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